本サイトは、2013年~2016年に開催された「喜多方・夢・アートプロジェクト」の活動を記録したアーカイブサイトです。

喜多方美術倶楽部

喜多方には、耶麻郡山都村(現喜多方市山都町)の田代與三久(蘇陽)が中心となり、1918(大正7)年から1926(大正15)年頃に「喜多方美術倶楽部」という美術支援運動が進められました。

参加した16名の会員の多くは喜多方の商人や旧家である町衆達によって支えられ、その目的は、地方における芸術の普及のため、会津に来遊する芸術家をもてなし、画会や展覧会を開き、将来的には倶楽部の財産を作って美術館の建設を目指す、というものでした。
田代がいつから美術愛好家の親睦団体結成を構想していたかは定かではありませんが、1917(大正6)年暮れの小川芋銭の訪問を契機に1918(大正7)年1月7日、大雪の日に「喜多方美術倶楽部」が結成されました。
1926(大正15)年に終わりを告げるまで喜多方地方における芸術文化の普及につとめました。