本サイトは、2013年~2016年に開催された「喜多方・夢・アートプロジェクト」の活動を記録したアーカイブサイトです。

ともにつくり、共有する。
みらいに向けた新しい価値に気づき、築く。

喜多方市は、歴史・文化など多様な観光資源に恵まれ、年間180万人以上の観光客が訪れる観光都市となっています。市街地では蔵のまち並みなどの歴史・文化資源を活かし、歩いて楽しめる商店街など地域の特徴を活かしたまちづくりやイメージづくりを進めています。

「喜多方アート暮らし」は、歴史・文化など多様な地域資源の保存と活用による、潤いのある豊かな生活環境の創造及び、個性的で活力ある地域社会の実現を促し、地域コミュニティ活動の促進、地域の魅力向上を図ります。

本年は、「教育・地域活動」をテーマに活躍する芸術家3組を喜多方に招き、滞在しながら制作活動を行うアーティスト・イン・レジデンス、地域交流を目的としたワークショップや講演会など、市内に所在する蔵をはじめとする伝統的文化施設や空き店舗、廃校を活用しながら実施します。
地域住民が身近に先端性、芸術性の高い文化芸術を体験できるワークショップ等を積極的に開催することにより、地域住民参画型の風格ある、新しい喜多方市の創造を推進するとともに、喜多方市の歴史・文化の魅力を全国へ向けて発信します。

目

プロフィール

アーティスト荒神明香、ディレクター南川憲二らによって組織された現代芸術活動チーム。2012年より活動を開始。

瀬戸内国際芸術祭2013に参加。鑑賞者の「目」を道連れに、未だみぬ世界の果てへ直感的に意識を運ぶ作品を構想する。

2012年
活動を開始
サイトスベシフィックナイトサファリ(東京 すみだ川)
2013年
迷路のまち~変幻自在の路地空間~(瀬戸内国際芸術祭)
FICTIONAL SCAPER(象の鼻テラス 横浜)
宇都宮美術館 館外ブロジェクト「おじさんの顔が空に浮かぶ日」(宇都宮)
2014年
状況の配列(三菱地所アルティアム福岡)

スタッフ紹介

ディレクター / 南川憲二 (みなみがわけんじ)

1979年 大阪生まれ。
アート作品のアイデアを一般募集し参加と実現に移す表現活動wah document(わうどきゅめんと)を起ち上げ、各地で活動を展開。

2012年
「目」を起ち上げる
2009年
東京芸術大学大学院美術研究科修了
アーティスト / 荒神明香 (こうじんはるか)

1983年 広島生まれ。現代芸術家。
アメリカ、ブラジルなど、国内外で作品を発表。日常の風景から直感的に抽出した「異空間」を、美術館等の展示空間内で現象として再構築するインスタレー ション作品を展開。

2009年
東京芸術大学大学院美術研究科修了
2013年
瀬戸内国際芸術祭
制作 / 増井宏文(ますいひろふみ)

1980年 滋賀生まれ。wah document運営ンバーとして幅広い現場制作を行う。

2008年
佛教大学教育学部資格過程修了
2009年
京都造形芸術大学非常勤講師

滝沢達史+はみだし部品

滝沢達史+はみだし部品

プロフィール

学校集団へ属すことに疑問を覚える小学6年生とアーティスト滝沢達史によって組織されたグループ。

1週間の芸術学校を喜多方市山都町の廃校にて行う予定であったが、原発汚染の配慮からメンバーが揃わなかったことを受け、喜多方と鎌倉の2拠点同時並行でプログラムを行う。山と海という別の地で、現地専門家の教えを受けながら、社会問題を交えた表現行為を行う。

3名が山の学校(喜多方)に参加し、8名は海の学校(鎌倉)として活動する。
イベント詳細はこちら

アーティスト

滝沢達史

1972年横浜市生まれ。多摩美術大学油画専攻卒。
特別支援学校美術教諭として勤務の後、アーティストとして国内の芸術祭などに参加。表現形態に捕われない様々な手法で活動している。

2012年
越後妻有アートトリエンナーレ
2013年
瀬戸内国際芸術祭
2014年
中房総国際芸術祭
カマクラ図工室 はみ出し部品

横浜国立大学教育人間科学部付属鎌倉小学に在籍する6年生10名ほどの芸術集団。
表現手法は絵画・立体・ダンス・写真・音楽と多岐に渡る。自らの意志で表現活動を行い、展覧会を企画するなど小学生ながら積極的に社会への働きかけを行っている。

2014年
「伝統のない変覧会」
2014年
「伝統のない変覧会Vol.2 左右対称やめました」
高松智行(海の学校担当)

1976年京都市生まれ。横浜国立大学美術科卒。
小学校教諭の傍ら、神奈川県立近代美術館や戦没画学生慰霊美術館無言館を舞台にした子どもたちのドキュメンタリー映画や、現役小学校を舞台にしたアートプロジェクト「鎌倉なんとかナーレ」の企画者として活動。
2014年からは、学校の枠をはみ出しす子どもたちの表現や活動をサポートする「鎌倉図工室」を立ち上げ、活動を展開している。

Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)

Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)

プロフィール

美術家の中崎透、山城大督、アートマネージャーの野田智子によるアーティスト・ユニット。

プロジェクトを実施する場所や状況において最適な「口実」を立ち上げ、口実化した目的を達成するために多くの参加者を巻き込みながら、ひとつの出来事を「現実」としてつくりあげていく。
「口実」によって「現実」が変わっていくその過程をストーリー化し、ドキュメントや演劇的手法、インスタレーションなどを組み合わせながら作品を展開している。

主な作品歴

  • 《24 OUR TELEVISION》アーティスト・イン・レジデンス2010「反応連鎖」青森公立大学 国際芸術センター青森(青森)
  • 《カントリー・ロード・ショー/COUNTRY ROAD SHOW》「MOTアニュアル2012 Making Situations, Editing Landscapes 風が吹けば桶屋が儲かる」東京都現代美術館(東京)
  • 《STUDIO TUBE》あいちトリエンナーレ2013(愛知)など