本サイトは、2013年~2016年に開催された「喜多方・夢・アートプロジェクト」の活動を記録したアーカイブサイトです。

セザンヌ・ピカソ・ロダン・マティス…
喜多方の文化活動セピロマ会の夢叶える
今年はフランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン!

ロダン「ある小さき影」 1885年(白樺美術館より永久寄託)

ロダン「ある小さき影」 1885年
(白樺美術館より永久寄託)

本展は、公益財団法人大原美術館より特別協力をいただき、大正期の喜多方美術倶楽部や昭和前期のセピロマ会といった、かつて喜多方の町衆たちが中心となり行ってきた地域に根ざした芸術文化活動の歴史を紹介するとともに、若手芸術家への創作活動の支援、活動発表の場の提供をとおして、多くの方々が気軽に質の高い芸術文化に接する機会や芸術家との交流の機会を提供する企画展として、平成25年から継続的に開催しています。

3回目の開催となる本展は、「セ・ピ・ロ・マ」のロにあたるオーギュスト・ロダンの作品や喜多方美術倶楽部、セピロマ会関連資料の展示により、喜多方の芸術文化の歴史を体験できる機会を提供します。
また、大原美術館によるアーティストレジデンスプログラム(ARKO)に参加経験のある作家上田暁子氏を喜多方に招へいしてのアーティスト・イン・レジデンスを行い、今回制作された作品を公開することで、喜多方の芸術文化の「過去」と「現代」を楽しめる企画展を開催します。

開催詳細

会場
喜多方市美術館
会期
平成27年10月31日(土)~11月23日(月・祝)
※水曜日休館。ただし、教育機関等の鑑賞授業を行う場合には開館する
開館時間
10:00~18:00(展示室への入場は17:30まで)
観覧料
一般     500円(400円)
大・高校生  300円(250円)
中・小学生  200円(150円)
※()は20名以上の団体割引料金
展示作品
オーギュスト・ロダン(大原美術館所蔵作品)

  • ロダン夫人(1882年、ブロンズ 23.3 x 17.5 x 18cm)
  • ゴロツキの首(1885年、ブロンズ 8.5 x 7.2 x 7.3cm)
  • ある小さき影(1885年、ブロンズ 31.5 x 14 x 10.2cm)

オーギュスト・ロダン パネル展示(大原美術館所蔵作品)

  • カレーの市民-ジャン=デール(A1サイズ 59.4×84.1cm)
  • 説教する聖ヨハネ(A1サイズ 59.4×84.1cm)
  • 歩く人(A1サイズ 59.4×84.1cm)

佐藤恒三作品(個人蔵)

  • 裸婦像(制作年不詳、石膏・着色・石製台座 23.5 x 17.5 x 10.5cm)
  • 無題(制作年不詳、石膏・着色・石製台座 21.3 x 13.2 x 27.3cm)
  • 星功像(1949年、石膏・木製台座 44 x 19 x 27cm)

上田暁子(大原美術館所蔵作品)

  • とある熱を通り抜ける(2010年、油彩、画布 145.5 x 227.3cm)
  • あふれて入口、あふれて出口(2010年、油彩、画布 130.3 x 162.1cm)
  • 記憶の花脱いで(2012年、油彩、画布 194 x 259cm)
  • 一度だけ行かれる海(2014年、油彩、画布 145.5 x 227.3cm)

※この他、上田暁子氏が喜多方で新たに制作した作品が展示されます。

滞在制作
上田暁子氏が9月14日から滞在制作を行います。
そこで制作された作品は、10月31日から喜多方市美術館において開催されます。「せぴろまの夢ろはロダンのロ展」において公開、展示されます。

参加作家

上田暁子

上田暁子

プロフィール

京都市生まれ。アーティスト。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒。

2012年に公益財団法人大原美術館によるアーティストのレジデンス・プログラム(ARKO)に参加。

主な発表歴

  • 個展「世界は大きな花束でもある」(2009年 愛知)
  • VOCA展2011(2011年 東京)
  • 個展「からダンスからだ」(2014年 長野)
  • 個展「森はまだ種の中」(2014年 長野)
  • 個展「絵空事から生えるあし」(2015年 東京)

滞在制作

  • 「ARKO2012 / 上田暁子」(2012年 岡山)
  • Cite Internationale des Arts Paris(2013年 フランス)

受賞歴

  • 第6回はるひ絵画トリエンナーレ大賞
  • シェル美術賞2009 家村珠代審査委員賞
  • VOCA展2011大原美術館賞
  • 2013年度武蔵野美術大学パリ賞

関連事業

シンポジウム

日時
10月30日(金) 14:30~17:00
会場
大和川酒蔵北方風土館昭和蔵
内容
第1部 基調講演『ロダン・「白樺」・大原美術館』(14:30~15:30)
講師 高階秀爾(大原美術館館長)

第2部 ディスカッション『セピロマの夢 佐藤恒三にとってのロダン』(15:45~17:00)
パネリスト    増渕鏡子(福島県立美術館学芸員)、佐藤彌右衛門(大和川酒造会長)
コーディネーター 柳沢秀行(大原美術館学芸課長)

定員
100名
参加費
無料
申込み
不要

オープニングイベント

1.オープニングセレモニー

日時
10月31日(土) 9:45~10:00
会場
喜多方市美術館正面入口付近
テープカット
山口信也(当運営委員会委員長・喜多方市長)
唐橋幸市郎(当運営委員会副委員長・喜多方市ふるさと振興株式会社代表取締役)
大原謙一郎(大原美術館理事長)
高階秀爾(大原美術館館長)
上田暁子(2015招聘アーティスト)
※以上の方を予定しております

2.アーティストトーク

日時
10月31日(土) 10:30~11:30
会場
喜多方市美術館 第2展示室
出演者
上田暁子(2015招聘アーティスト)
柳沢秀行(大原美術館学芸課長)
定員
20名
参加費
無料 ※当日観覧券が必要です。
申込み
不要
内容
喜多方での滞在制作について、上田暁子氏と大原美術館学芸課長柳沢秀行氏が対談します。

パフォーマンス「En Route」

日時
10月31日(土) 14:00~15:00
会場
新宮熊野神社長床 拝殿
出演者
上田暁子(アーティスト)
山㟁直人(パーカッション)
Joachim Badenhorst(サキソフォン、クラリネット)
Margatica(ダンス)
参加費
無料 ※拝観料300円が必要です。
申込み
不要
内容
2013年より上田暁子氏が打楽器奏者山㟁直人氏と始めたプロジェクト”EN ROUTE “(道の途中)。
音楽家やダンサーとその場を共有することで出来上がる特別な絵画制作空間。
パリから始まり一枚の絵とともに各地を巡って来た即興パフォーマンスがこの度喜多方にやって来ます。

講演会「ブロンズ像の制作工程~ロダン作品の特徴と技法」

日時
11月8日(日) 10:30~12:00
会場
喜多方蔵の里 イベント蔵
講師
藤原徹(東北芸術工科大学文化財保存修復学科教授)
定員
50名
参加費
無料
申込み
要申込み(申込み先:喜多方市美術館)

ワークショップ「石膏原型をつくってみよう!」

日時
11月8日(日) 13:00~15:00
会場
喜多方蔵の里 イベント蔵
講師
藤原徹(東北芸術工科大学文化財保存修復学科教授)
定員
30名
参加費
無料
申込み
要申込み(申込み先:喜多方市美術館)

映画上映会「カミーユ・クローデル」

日時
11月14日(土)、15日(日) 13:30~16:00
会場
喜多方プラザ文化センター視聴覚室
定員
70名
参加費
無料
申込み
不要
内容
彫刻家オーギュスト・ロダンの弟子であり、やがてロダンと密かに愛し合うようになった女性彫刻家カミーユ・クローデルの人生を扱った映画の上映会。