猪巻清明は1894年、会津若松市に生まれました。福島県立工業高校(現・県立会津工業高校)漆工科卒業しました。1920年、第2回帝展に入選し、同年川合玉堂門下となりました。その後も帝展、日本画会展、日本画院展等に出品し、戦後、会津美術展では長く審査員を務めました。清明の作品からは、飾らない他人への思いやりや思わず顔がほころぶユーモア、そして彼が置かれていた境遇や一徹で純真だった人柄、さらには会津人気質のようなものも伝わってきます。本展では本画、大下図、小下図などで構成展示紹介します。

主催

喜多方市美術館