展覧会概要

画家・絵本作家の町田尚子は、絵本の物語を繊細なタッチと大胆な構図で描くことでその文章が生きる空間を表現し、高い評価を受けています。そうした町田の絵本には、共通して猫の姿が表されています。 町田の座右の銘は、「隙あらば猫」。童話や遠野物語、怪談絵本など、様々な物語の中で、猫を主人公として、時に脇役として登場させています。描かれた猫たちは、毛並みから仕草まで緻密に表現され、猫と共に暮らす町田の観察眼の鋭さ、そして猫を慈しむ眼差しが感じられます。 本展覧会では、デビュー作から最新作までの絵本原画や絵画、ラフスケッチなど貴重な制作資料を紹介します。絵本原画そのものが持つ繊細な筆致や迫力のある描写をお楽しみください。

町田尚子(まちだ なおこ)画家・絵本作家

1968年、東京都に生まれる。武蔵野美術大学短期大学部を卒業後、デザイン事務所勤務を経てフリーランスで活動を続け、装画や挿絵、月刊誌の表紙を手がける。2007年に『小さな犬』で絵本作家としてデビュー。以後、『うらしまたろう』『いるの いないの』『おばけにょうぼう』『さくらいろのりゅう』など、多くの絵本を手がけている。近年では『ネコヅメのよる』『なまえのないねこ』『ねことねこ』『ねこはるすばん』など、猫が主人公の絵本を制作し、人気を博している。

 『ネコヅメのよる』原画 岩崎書店 2021年(WAVE出版 2016年)

 『ねこはるすばん』原画 ほるぷ出版 2020年

主催

喜多方市美術館

企画協力

青幻舎プロモーション

協力

喜多方市立図書館

後援

福島民報社、福島民友新聞社、朝日新聞福島総局、読売新聞東京本社福島支局、
毎日新聞福島支局、産経新聞福島支局、河北新報社、福島テレビ、福島中央テレビ、
福島放送、テレビユー福島、ラジオ福島、ふくしまFM、喜多方シティエフエム

観覧料

一 般 小・中・高校生 65歳以上75歳未満 未就学児・75歳以上
600円 250円 300円 無料

休館日

毎週水曜日

関連事業     ※状況により変更する場合があります

親子読み聞かせ会

猫が登場する絵本の読み聞かせと猫のしおり作りを行います。

日  時 7月16日(土) 10:30〜11:00
場  所 喜多方プラザ 1階和室
講 師 喜多方市立図書館職員
定  員 3歳〜小学校低学年とその家族 10名 ※電話にて事前申込みが必要です。
参 加 費 無料

ワークショップ「るすばん中のねこを描こう」 ※定員となりましたので募集を締切ります。

留守番をしている猫が何をしているのか想像して描いてみませんか。絵を描くのは久しぶりの方大歓迎!

日  時 7月23日(土)13:30〜
場  所 喜多方プラザ 2階第三会議室
講 師 町田 尚子 氏(画家・絵本作家)
定  員 猫を描いてみたい小学4年生〜一般の方 10名 ※電話にて事前申込みが必要です。

※定員となりましたので募集を締切ります。

参 加 費 500円
その他 汚れても良い服装でお越しください。

学芸員による作品解説

日 時 7月10日(日)、8月7日(日) 各日14:00〜15:00
場  所 喜多方市美術館展示室
参 加 費 無料 ※当日観覧券が必要です。
定  員 10名 ※電話にて事前申込みが必要です。

※新型コロナウイルス感染対策のため、状況によって休館やイベント中止等の可能性もございます。
※また、来館やイベントに参加される際は、マスクの着用・手指消毒等のご協力をお願いします。