「我等は世界性に立脚する日本絵画の創造を期す」と宣言し、昭和23年、山本丘人(1900~1986)・吉岡堅二( 1906~1990)・上村松菫(1902~)等によって、「創造美術」が結成されました。それは個々の芸術家の自由で純粋な思考と創造を標榜し、そしてこの目標に賛同し熱意ある青年画家たちによって、従来の日本画の枠にとどまらない作品が次々と生み出されていきました。その潮流は現在の「創画会」に受継がれて、つねに希求し、研鑽を重ね、日本画の可能性を目指しています。昭和50年から開催された「春季創画展」は、若い作家によって新しい試みが発表される展覧会であり、優秀な作家を多く輩出しています。
本展は、意欲的に創作活動している若き作家10人による現在日本画の最前線とも言うべき展覧会です。

主催

喜多方市美術館

協力

創画会