『ぽけっとアート』 それは、箱に入った小さな美術館

アートカードは、作品と子どもたちをむすぶ架け橋として、学校や多くの美術館で活用している観賞用補助教材です。
福島県立美術館アートカードセット『ぽけっとアート』は、カードを使ったさまざまな楽しい遊びを通じて、子どもたちの見る力や考える力、人に伝える力を育みます。
また先生方には福島県立美術館にご来館の際、事前の学習や事後の振り返りなど、団体の鑑賞会にも役立てていただけます。
美術に親しみながら学び、豊かな心を育む『ぽけっとアート』。
そのふたを開け、ぜひその魅力に触れてみてください。

『ぽけっとアート』の箱を開けると、作品をより楽しむために3つのツールが入っています。

1. アートカード

福島県立美術館で所蔵している作品、約3,500点の中から、子ども達に楽しんで欲しい作品80点を、先生方と一緒に選びました。活動に合わせて枚数や作品を調整してご活用ください。

2. ガイドブック

アートカードを使ったあそびかた6種類と、80点の作品についての紹介、県内のアーティストマップなどが一冊にまとめられています。美術館でのやくそくごとも掲載されているので、来館前の事前学習にもぴったりです。

3. 大きさくらべシート

カードの作品80点を同じ縮尺で小さくして、1枚のシートにまとめました。実際のサイズをイメージしながら、作品どうしの大きさを比べることができます。

ガイドブック掲載 あそびかた

なりきり名探偵 〜どのカードをえらんだのかな?探偵になって推理しよう!

  1. グループで全てのカードを表にして広げます。
  2. じゃんけんで親を決めます。親は他のメンバーに知られないように心の中でカードをひとつえらびます。
  3. 親以外のメンバーそれぞれが探偵になり、親へ、えらんだカードについて「Yes・No」で答えられる質問をします。(例:何色で描かれていますか?→× 青色が使われていますか?→○)
  4. 全員が質問し終えたところで、各メンバーは、親がえらんだカードを推理し、親の「せーの!」の合図で一斉にどのカードなのか指します。
  5. 親は自分がえらんだカードを指さして、正解を発表します。当たった人はそのカードをもらいます。何人かいた場合はじゃんけんしましょう。
  6. 次のメンバーに親を交代し、一周したら終了です。手持ちのカードが一番多いメンバーが勝ちです。

ぽけっとミュージアム 〜テーマに合わせてカードをえらび、展覧会をつくってみよう!

  1. グループで全てのカードを表にして広げます。
  2. それぞれ展覧会のテーマを決めます。(例:季節、動物、しあわせ、平和・・・)
  3. 自分が考えたテーマに沿って、5、6枚カードを選びます。
  4. 展覧会の会場で並べることを想像しながら、カードの並び順を考えます。
  5. 他のメンバーに選んだカードを見せながら、どのような展覧会にしたのか、発表しましょう。

※選ぶカードの枚数を増やしたり、グループで一つの展覧会を考えるのも楽しいです。

貸出方法について

喜多方市美術館は、福島県立美術館アートカードセット『ぽけっとアート』の会津地域への貸し出し施設となっております。貸出をご希望の方は、お電話、FAX、お問い合わせフォームからご連絡ください。

『ぽけっとアート貸出』のお問い合わせ

●対象:原則県内の学校教育機関 ※お気軽にご相談ください。
●受け取り方法:ご来館いただいた上直接手渡し、もしくは配送(配送方法等については別途ご相談ください。)
●会津地域以外への貸出につきましては、以下にお問い合わせください。
 福島県立美術館
 TEL:024-531-5511  FAX:024-531-0447
 Mail:art-museum@fcs.ed.jp  HP:http://www.art-museum.fks.ed.jp

 福島県教育センター
 TEL:024-553-3141  FAX:024-554-1588
 HP:http://www.center.fks.ed.jp/