石山富彦、鈴木亮平の両氏は今年で53回を迎える会津総合美術展の草創から作品の出品、審査員など、戦後の会津の美術に貢献してきました。また「石山富彦・鈴木亮平二人展」として昭和41年(1966) に第1回展を開催して以来、この「二人展」は1998年で29回展を迎え、広く親しまれてきました。石山富彦は竪実な自然描写と、独自の描法とマチエールを確立し、その作品の色彩は魅力的です。また鈴木亮平は、人間像をテーマとして写実で清楚な作品を見せています。本展覧会は、二人の作家の作品約40点をもって構成し、両作家活動の軌跡をたどるものです。

主催

喜多方市美術館