山中現は喜多方市出身で、今もっとも人気のある版画家の一人です。東京芸術大学で油彩画を学んだあと、版画の道に進みました。作品は白、黒、灰色などのモノトーンを基調に、夜の闇、星空、月の光などの自然現象をモチーフにしたものが多く、それらが極端にデフォルメされて不思議な形状に表現されています。和紙(楮・こうぞ)の地の色を巧みに活かす技法と演出は、この作家ならではのもので、全体に抑えた色調の作品でありながら、見る人の心に強い印象を与えます。初期から最近の作品まで約80点を紹介します。

主催

喜多方市美術館