1908(明治41)年、東京日本橋の旅館の次男として生まれた茂田井武は、幼少のころから絵を描くことが得意で、美術学校への入学を試みますが失敗、シベリア鉄道でヨーロッパ各地を経由してパリへ行き、働きながら独学で絵を描き続けます。帰国後、1936( 昭和11) 年頃より挿絵画家となり、数多くの子供向けの絵本や雑誌の挿絵を手がけ高い評価を受けますが、1956(昭和31)年、喘息と結核が悪化し48 歳の生涯を閉じました。今では出会う機会の少ない茂田井武の素朴で詩情豊かな、ユーモアとみずみずしい生命力にあふれた作品をとおし、後に続く絵本制作者たちに大きな影響を与えた彼の画業を紹介します。
観覧料
一般 | 高校・大学生 | 小・中学生 |
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300円(250円) | 200円(150円) | 100円(80円) |
※( )は20名以上の団体料金です。
主催
喜多方市美術館