喜多方美術倶楽部の人々になったつもりで、
喜多方に訪れた芸術家との楽しい旅を想像した絵日記絵巻を制作します。
大正期に喜多方で発足した『喜多方美術倶楽部』は、会津に来遊した芸術家たちを歓待し、画会や頒布会を開きました。そのため、この地方の人々はすぐれた芸術に接する機会に恵まれ、多くの作品が喜多方に遺されています。
ワークショップではそれらの中から、喜多方を訪れた芸術家の滞在や旅をユーモラスな絵と文で表した絵日記作品に着目します。

酒井三良 〈 野澤絵日記 〉 大正後期 喜多方市美術館

現代の喜多方を舞台にした空想の旅日記作りに挑戦し、喜多方市美術館に展示してある作品を実際に鑑賞します。

参加費

無料(展覧会鑑賞のため、当日観覧料が必要です。)

集合場所

喜多方プラザ(喜多方市押切二丁目1)第一会議室

ワークショップの流れ

5~6人のグループに分かれ、グループでひとつの空想の喜多方物語の絵巻物を作ります。
参加者一人一人がそのうちの1場面を描きます。

  • イントロダクション
  • アイスブレイク〜参加者の自己紹介
  • 制作〜自分の描く場面の構想が固まったら、空想の絵日記を作ります。(コラージュ、水彩絵の具等で描画)
  • ディスカッション・発表〜それぞれが描いた場面を繋げて物語を作り、発表します。
  • 展覧会見学

※描いた絵は持ち帰りいただけます。

講師紹介

久松知子(アーティスト)

1991年三重県生まれ。山形県在住。画家。現在、東北芸術工科大学大学院博士課程在学中。「喜多方・夢・アートプロジェクト2013/アート暮らし」、「新・北方美術倶楽部~喜多方で学ぶ北の魅力~」に参加した他、チュートリアル「東北画は可能か?」としても喜多方で展覧会を開催(2015)。2015年第7回絹谷幸二賞奨励賞、第18回岡本太郎現代芸術賞岡本敏子賞受賞。2018年大原美術館によるアーティストのレジデンスプログラム「ARKO2018」に招聘される。

川合南菜子(アーティスト)

1996年茨城県出身。2018年より喜多方市在住。画家。東北芸術工科大学芸術学部日本画コース卒業。チュートリアル「東北画は可能か?」での喜多方訪問や展覧会へ出品のをきっかけに、「喜多方・夢・アートプロジェクト2016/二人展「蔵の表情」展」、「喜多方洛中洛外図 ~川合南菜子が見た喜多方~(新北方美術倶楽部アーティスト・イン・レジデンス)」(2017)に参加。